日焼けと聞いて頭に浮かぶイメージはいろいろだと思いますが、皮膚にはいいことばかりでもありません
紫外線は日焼けの元であるといいますが、紫外線それだけで日焼けができるわけではありません。日焼けは、紫外線が皮膚に当たることで、皮膚の中の基底層という部分でメラニン細胞が、紫外線からメラニン色素を作り出すことで起こります。メラニン色素を作り出すことで、シミ、そばかすも同様に出来ます。紫外線はいくつか種類がありますが、代表的な紫外線にUVBとUVAがあります。皮膚が赤くなって日焼けするのがUVBの働きで、黒くなって日焼けするのはUVAの働きです。紫外線は普通の生活の中で日焼けをする原因を作っているといえます。外出の際は、紫外線から肌を守るために、日焼け止めクリームなどを必ず塗るようにしましょう。日焼け止めクリームは、よく肌が白くなることがあり、それがいやで薄く延ばしてしまう人がいます。しかし薄く塗りすぎるとどうしてもはげやすくなり、他の化粧と一緒に落ちたり、汗をふいたときなどに完全になくなってしまうこともあります。こんな塗り方では日焼け止めという効果は発揮できません。やはり日焼け止めという目的のためにはたっぷりと塗って、できれば2,3時間ごとに塗りなおすようにすると、日焼け止めの効果を最大限に生かすことができます。いつでも塗りなおしもできるように、日焼け止めクリームは持ち歩くようにしましょう。
日焼けと聞いて頭に浮かぶイメージはいろいろだと思いますが、皮膚にはいいことばかりでもありません。昔と違い、今では日焼けをして小麦色になった肌をただ健康的というイメージだけでは見ないようになりました。日焼けがもとで体を悪くしてしまうこともいろいろ研究されており、日焼けが原因で白内障になるということもわかっています。メラニン色素は紫外線が皮膚に入ってきたときに産出され、紫外線がさらに入り込もうとするのを防ごうとして日焼けが起きるのです。日焼けをすると皮膚の老化の原因でもあるしみやしわも引き起こすため、特に20代以降の女性であれば誰でも注意しなければなりません。日焼けをする環境の中で唯一良いといわれているのが太陽の光です。太陽の光は体に当たると体内でビタミンDを生成するため、それが元気の元になるといわれているのです。紫外線を長年にわたって浴び続ければ慢性障害として光老化が起こります。これは歳をとったあとで、色素斑しみやしわを引き起こし、また皮膚の良性腫瘍、悪性腫瘍なども起こすこともあります。最近は更に紫外線が皮膚の免疫反応を抑えてしまうことも分かってきています。紫外線の影響で起こる光線過敏症は、普通の人であればなんの問題もない日光が、皮膚の弱い人の中では皮膚障害症状を引き起こしてしまうそうです。日焼けによる体へのダメージをしっかりと理解した上で、健康的に日焼けをするように心掛けましょう。